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25.03.18

活動報告

【関西委員会】令和6年度3月 関西委員会 特許庁との連絡協議会(商標)を開催しました。

関西委員会は、「令和6年度3月 特許庁との連絡協議会(商標)」を、以下の通り開催した。

 

1.日時:令和7年3月7日(金)  13:30~18:00

2.場所: 大阪大学中之島センター

3.内容:

特許庁審査業務部食品審査室から4名の方にご出席いただいた。

 

1)特許庁からのご発表

 特許庁審査業務部食品審査室の審査長より、商標審査の現状と取組のうち、特に直近1年間においてアップデートされた内容について、ご説明いただいた。

<概要>

 2022、2023年の出願件数は、16~17万件ほどの高い水準で推移しているものの、それまでの増加傾向とは異なり、前年と比較して減少している。外国人による日本への出願、日米欧中韓における出願件数も、同様の傾向にあり、直近2年間は減少または横ばいとなっている。

 審査官増員及び審査効率化等の施策は引き続き講じた結果、2023年度は、FA期間6.1カ月、TP期間7.3カ月となり庁目標を達成した。今後も審査の質の維持・向上とともに適正な審査期間を堅持すべく、審査業務の効率化や審査体制の充実を図っていく。

 また、ユーザーと積極的に意見交換を行い、2023年度は98件実施した。

 その他、令和5年度に行われた商標制度の見直し(他人の氏名を含む商標の登録要件緩和、コンセント制度の導入)について、ご説明いただいた。

 

2)JAFBIC会員企業からの商標実務紹介

 以下の2社より各企業の概要と製品、商標実務等についてご紹介いただいた。

  東海漬物㈱

  ㈱ミルボン

 

3)事前アンケートの結果報告とJAFBIC会員からの事前質問に対する特許庁様からのご回答/フリーディスカッション

 商標グループリーダーより、特許庁からのアンケート集計結果についてご紹介いただいた。また、その中で、特許庁からのアンケートから出た特許庁への質問や意見について、特許庁審査業務部の方より、それぞれの質問について丁寧にご回答をいただいた。

「仮想空間」や「3条拒絶(識別力)」等について、意見交換がされた。ご出席された審査官とも活発に議論を交わすことができ、非常に有意義な時間となった。

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