25.01.20
活動報告
【関西委員会】令和6年度7月 特許・商標グループ合同委員会
関西委員会は、令和6年7月度 特許・商標グループ合同委員会として、以下の通り開催いたしました。
1.日時:令和6年7月26日(金)14:00~19:30
2.場所:大阪大学中之島センター
3.内容:
(1)講演会
- 冒頭 理事長挨拶
- 講演 演題: 持続力のあるイノベーションでブランドを創る~世界基準の知財ミックス
講師: 株式会社テックコンシリエ 代表取締役社長CEO 鈴木 健二郎 氏
<概要>
1)テックコンシリエ社の紹介
2)イノベーションでブランドを創り上げるプロセス(そして知財)
2-1)ブランドとイノベーションについて
イノベーションが起き、ブランドの浸透、一人歩き、と進行する。ブランドが一人歩きする頃にはイノベーションの忘却がある。ただし、デジタルサービスでは、業界の進度が速いためイノベーションが忘却される前にブランドが信頼財になることがある。だからこそ「知財戦略」が必要であり、「売上」から逆算して考える知財戦略を創る。『イノベーションは忘れ去られても、知財は残る』
2-2)MVVからバックキャストで未来価値を創造するGAFAMの知財マネジメント
経営ビジョンに則した企業ブランド・世界観を実現する組織体制のあり方について説明。これからは収益や事業など、マーケティングを強く意識したミックス型知財戦略を目指す体制が求められる。
2-3)会社が目指したいビジョン世界観から紐解くブランド戦略と知財ビジネスの事例
トヨタ社レクサスのリブランディング例。
3)創り上げたいブランドから生み出すイノベーション(そして知財)
新規事業は、「イノベーション」が起爆剤になる。イノベーションとは、価値創造のためのプロセスやメカニズムのことをいう。
これまで:企業価値と顧客価値を追求 /これから:企業価値と顧客価値、さらに社会価値を追求する。これから、の考え方に基づいた価値創造プロセスが求められる。